10月6日に「ツインリンクもてぎ」にてもてぎチャンピオンカップレース第4戦が開催されました。
小雨が降る中で開催された今回のレース。予選はウェットコンディションとなりました。
前日の練習走行では電気系統のトラブルのため思うような走行が出来ず、マシンセッティングが決まらない状態でのタイムアタックとなりました。
8:45予選が始まりました。路面温度も低いため、前田選手はタイヤに熱を入れながらマシンの状態をチェックします。周回を重ねるごとにタイムを上げた前田選手は7周目に2分16秒958のタイムで6番手につけました。3位の選手までは0.6秒弱という接戦となり、決勝レースは表彰台も狙えるポジションとなりました。
午前中の予選に引き続き、決勝レースも小雨が降るウェットコンディションの中で、12時15分決勝レース(10周)スタートです。
前田選手は順調にスタート決めて第1、第2コーナーを走り抜けます。そして、水しぶきが舞う混戦の中で1台のマシンが第3コーナーでスピンしました。ピット内はざわめき、チームスタッフはモニターに釘付けとなります。
各車がメインストレートに戻ってくる中、ゼッケン72番の前田選手の姿がありませんでした。先ほどの第3コーナーで発生したスピンに巻き込まれてしまい、マシンが損傷し走行不能となってしまいました。前田選手は腰を少し傷めましたが大事に至りませんでした。
決勝レースでは手応えを感じていただけに、リタイアという悔しい結果になってしまった今回のレース。11月の最終戦までにマシンを修復し、今年最後の集大成としてポディウムを期待したいと思います。